40代からでもプログラミングはできますか?
40代からプログラミングを始めると多くの人が挫折する理由と、それでもプログラミングを始めたい40代のために挫折しない方法を解説します。
かく言う私も、40代でプログラミングに挑戦をして挫折しました。
月収100万円、会社に拘束されずに自由に働けるフリーランスエンジニアを夢見て、プログラミングにフルコミットできる時間を3か月用意しました。独学で毎日8時間プログラミングに取り組み、模写コーディングでは定番のAirbnbやiSaraのサイト模写もできるようになりました。ここまでで3か月が終わってしまいました。本当に難しいのは、ここからでした。
私は今でも、時間とお金があれば、もう一度やり直したいと思っています。だから、プログラミングを始める前の自分自身に伝えたい、40代からエンジニアになるためのポイントを本音で書きます。
また、プログラミングで失敗した私は、webライターをすることになりました。40代から始める副業やフリーランスであれば、webライターがやりやすいと思うので、最後にwebライターの仕事を紹介します。
40代がプログラミングを始めて挫折する5つの理由
まずは40代がプログラミングを始めるとぶつかる5つの問題を説明します。
集中力が持続しない
プログラミングを始めて感じたのは、集中力を持続できなくなっていることでした。年齢のせいなのか、環境のせいか、年齢と環境の両方が影響しているかもしれません。
ぼくは20年ほど前にもWeb制作をかじったことがあります。当時は寝食忘れて、パソコンと向き合い続けていました。
今でもプログラミングは好きです。やっていて楽しいと思います。それでも、1日8時間できればいい方です。
プログラミングが好きでも8時間しか集中力が持たないのだから、もしプログラミングが好きでないのに始めていたとしたら、3か月も持たなかっただろうなと思います。
時間的制約がある
40代にもなれば、住宅ローンがあったり、車のローンがあったり、家族がいれば子どもの教育費を考えたりしなければなりません。そのために、どうしても時間的な制約が発生してしまいます。お金のたくわえがたくさんあれば問題ないのだろうけど、もっとお金を欲しいと思うから、プログラミングを始めようとするんですよね。
その点、どうしたって若者には勝てないです。実家があって、借金もなく、子どももいなければ、お金を気にすることなく好きなだけ没頭できます。そんな若者は最強です。
身体的ハードル
40代にもなると体の衰えをどうしても感じてしまいます。
目が疲れやすかったり、肩こりがひどかったり、腰痛持ちだったり。
プログラミングは長時間パソコンに向かうことを余儀なくされます。
私の場合、目の疲れがどうにもなりませんでした。長時間モニターを見つめていると目がしょぼしょぼしてくるんです。おまけに、プログラミングは、点ひとつ間違えただけでも、ひどいときには動かなくなってしまう。40代の目には半端のない負担でした。まだまだ気持ちは若いつもりでも、体はくたびれてきているんですよね……。
エンジニアへの転職は難しい
フリーランスのエンジニアになる最短経路は、エンジニアとして、まず企業に就職して、実務経験を積んでから独立を目指す道筋が王道だと思います。
40代未経験でエンジニアとして企業に就職するのはかなり難しいでしょう。自分が企業の採用担当者ならば、私だって40代よりは、20代、30代の若者を採用します。若者の方が伸びしろがあるだろうし、なんてったって扱いやすい。40代になってエンジニアにキャリアチェンジを考えている人なんて、変わっていて、採用する側としては、怖いですよね。
家族の理解を得難い
自由な時間とお金を手に入れて、家族との時間を大切にしたいと思うから、思い切ってプログラミングを学んで、エンジニアになろうとしているのに、家族は簡単には理解してくれないと思います。
家でプログラミングの勉強をしようものなら、話しかけられたり、食事を一緒に食べなければならなかったり、集中して勉強なんてできません。子どもも、遊んで、遊んでとやってきます。
いや、家族の理解よりも、自分の心との問答が大変かもしれません。矛盾しちゃうんですよね。家族と一緒の時間を過ごしたいからプログラミングを学んでいるのに、家族といることで、集中がさえぎられてしまう。一緒にご飯を食べようとする家族を無視してしまったら、何のためにプログラミングを始めたんだか。
それでもエンジニアになりたい40代がするべきこと
40代って難しい年代だと思います。転職をするには年齢的に困難なことは分かっているけれども、この先20年は働き続けなければならないことを考えたときに、現状のままではまずいのではないかと考えたりします。
40代からプログラミングを始めるのが難しいと分かっていても、それでも挑戦してみたい人のために、プログラミングに挫折した私だから分かる重要なポイントを3つ、紹介します。
効率化
40代はとにかく時間との勝負です。
そのためには、最大限の効率化を検討すべきです。
独学はおすすめしません。洗練されたカリキュラム、講師、メンターが必要です。そのために、スクールを利用しない手はありません。
例えば、TechAcademyは1週間の無料体験があり、その間、メンターサポートも利用できます。
仲間づくり
プログラミングを学ぶのに仲間が必要な理由は2つあります。
ひとつ目は、同じ目標に向けて取り組む仲間がいることで、競い合い、ときには助け合いながら、お互いのモチベーションを高めることができること。一人で勉強していると、ペースを崩しやすいものです。
2つ目の理由は、フリーランスとして案件を進めていく際に、ゆるいチームを組んで、助けたり助けられたりしながら、一緒に仕事ができる仲間が必要になります。それぞれの得意不得意分野も異なるので、案件が大きくなるほど、協力体制が不可欠です。
例えば、DMM WEBCAMP COMMITなら、サポート体制がしっかりしていて、就職・転職保証まで付いています。そして、卒業後のエンジニアコミュニティが役に立ちそうです。
マーケティング力
プログラミング自体は、時間があれば、誰でもできるようになるものだと思います。
プログラミングを学んで、いざ仕事を探すときに必要なのがマーケティング力です。プログラミングを学んで、初めての仕事をクラウドワークスのようなクラウドソーシングで探す人は多いかと思いますが、みんなと同じことをしていては、仕事は取れない。そこで必要になるのがマーケティング力です。マーケティングなくしては、先へ進めません。
例えば、RaiseTechでは、マーケティングも学べます。
クラウドソーシングであれば、この2つでしょう。
40代が強みになるwebライター
プログラミングに挫折した私は、webライターを始めました。
プログラミングでは20代、30代の若者にはかなわないことが分かりましたが、webライターは40代であることが、逆に強みになります。
理由はいくつかありますが、若者に比べて40代は人生経験が豊富なので、どんなことでもその経験がwebライターとしては武器になります。また、論理的思考が訓練されているので、自然に分かりやすい文章を書くことができるのです。
webライターを始めてみようと思う方のために、webライターの始め方を下記の記事にまとめてあります。
まとめ
もし、もう一度時間とお金を用意できるなら、そのときは、私は絶対にプログラミングスクールを利用します。
同じ40代からプログラミングを始めた者同士のコミュニティも作りたい。
私は独学でプログラミングを学び、挫折してしまったけれど、同じような志を持つ40代には、私と同じ失敗をして欲しくないと思い、ブログにまとめました。
プログラミングは、40代からでもできます。ただ、そのためには、最大限の効率化を考える必要があります。プログラマーになることができれば、費用は後から回収できるでしょう。でも、独学をして挫折してしまえば、そこで費やしたお金も時間も無駄になってしまい、それを取り返すことはできません。
40代からプログラミングを始めるのであれば、プログラミングスクールの利用を検討してください。